四十肩・五十肩
2008年01月25日
「気づいたら肩が痛くて上がらなくなってた」「いきなり肩が痛み出して、少しでも動かすと痛い」
これまでに味わったことのない身体的な苦痛、不自由は、絶望に近いものがあります。それまで、自分の体がまさかこうなるとは思いもしません。そして、病気に見舞われる不幸とまた違い、年齢を強制的に認めさせられる精神的苦痛が伴います。
「何でこうなっちゃったんだろう…」
一様に問われるこの質問に、私たちは基本的にはこう答えるしかありません。
「今のところ原因は不明とされているんです」
よく誤解されている話ですが、四十肩の四十は年齢の四十ではありません。40度しか上がらないという俗語です。手を横に下ろした状態から、水平の位置が90度。40度はその半分も上がらないということですね。なったことのない人にはありえない感覚なのです。
手や腕をよく使う人、肩こりの強い人に起こりやすいのですが、多くの人に当てはまりすぎて、自分はそうかもという危機感を持つ人はあまりおられないでしょう。
そんなときにいきなり、もしくは少しおかしいと思ったらどんどんひどくなって、四十肩になるのです。
症状は長期化します。時々すぐ直ったという話を聞きますが、その場合は四十肩になってなかったことも考えられます。肩が挙がらないとすぐに四十肩というわけではありません。「肩を挙げると痛い」なんて周囲に漏らすと、真っ先に四十肩と言われて不安になってしまいますが、肩甲骨が固まっただけでも肩が挙がらなくなり、その場合はすぐに治ります。
四十肩の場合、肩が挙がらないことと同時に腕の回旋も痛みます。たとえばお尻ポケットの財布を抜くとか、背中のファスナーに手を回せないなどです。
また、動かさなくても疼くような痛みも出てきます。夜寝られなくなるなど、その苦痛はなった人にしかわからないでしょう。私はなったことがないのですが…。
対処は早ければ早いほどいいです。期間は圧倒的に短縮され、完全な可動域が回復します。
身近でよく聞く話だけに、できれば経験しないですみたいものですね。これもやっぱりストレスと運動不足がかかわってきますので、お気をつけ下さい。
投稿者 肥塚 : 14:23
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2006年05月01日
さあ、5月の始まりですね!GWを有意義に楽しんでおられると思います。
さて今週は、前回の続きで、肩関節周囲炎について。
症状についての説明なので、ちょっと難しい?今は関係ない方も、からだの知識程度に知っておいてはいかがでしょうか。
四十肩・五十肩は放っておいてもいいの?
いえいえ、いけません!
そのうち治る、と思ってずっと放っておいて30年手の挙がりが悪い人もいます。
痛みがキツイときは安静にしたほうが無難ですが、その後はしっかり対処した方が良いのです。
痛みのピーク時には整形で痛み止めを打ってもらう必要のある人もいます。
かなり痛みがきついときは、三角巾で腕を吊ることをおススメします。(楽ですよ)
炎症があったり、痛みが強い人は冷湿布がおすすめ。
そして、寝るときは痛い方を上にして、脇にタオルを挟んで寝ると痛みが和らぎます。
患部に熱を持っていなければ、肩関節を温めるのも効果的。
熱いお湯に浸したタオルをしぼってビニール袋に入れたものを、肩関節を包むように広めにのせてみてください。
長引いている人は温湿布を肩関節に貼るのも良いでしょう。
ぬるめのお風呂にゆっくりつかったり、シャワーをかけるのも手軽な方法。
40~42度のお湯を2~3分、17~20度の水を2~3分、交互にかけることを10~20分くらい続けるのもよい方法です。
あとで肩を冷やさないよう、最後はお湯のシャワーで終了します。
四十肩・五十肩では、あらゆる方向で動きが制限されますが、特に内に回したり、外に回したりする運動、外に上げたりする運動の制限が多いパターンです。また、肩を他の人が過度に動かそうとすると痛みがひどくなります。
慢性期になると筋力の低下が起こったりもします。
後から見ると、悪い方の肩甲骨の動きが痛くない方に比べて、早く外側に動いてしまうことがあります。(これを「肩甲・上腕リズムの乱れ」と呼びます)。
こうしたことが起こりやすいので、軽い痛みがあっても早めに体操を取り入れるとよいでしょう。
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四十肩・五十肩を改善する体操は?
① 先ずは肩関節をゆっくり動かしましょう
痛みのピーク時でなければ、体操などによっ症状をやわらげ、回復を早めることができます。
痛いからといって動かさないでいると、肩関節がほとんど動かなくなることがあります。
症状の悪化を防いで回復を早める為、肩関節の可動域を少しずつ広げる体操をおすすめします。
腕を動かす動作を痛みが起こらない、ぎりぎりの範囲で無理しないで行ってください。
ほんの少しずつでも毎日続ければ、効果も期待できます。
ここでは書ききれないので細かい方法は担当の先生に聞いてください。
② 慢性期の40肩・50肩
「肩が固まって腕が上がらない」こんなことがよくあります。
急性期を過ぎるとフィブリンをいう物質が分泌され炎症を補修していきます。
これは必要なことなのですが、肩を取り巻く腱や潤滑油の袋などをまるごと補修してしまうため
関節全体が癒着してしまうことがあります。その結果、腕が上がらなくなるわけです。
この場合、温めてよく動かすことが大事です。
癒着したまま放っておくと肩はどんどん動かなくなっていきますよ。
③ペットボトルを利用しての運動
別名アイロン体操。アイロンでも、ダンベルでも重さがあればなんでもいいんです(笑)
ペットボトル(ヒモを付ければ更に良)に1~2Lの水を入れ手で持ちます。
あとはそれをブラブラ振るだけの簡単体操。行う時は肩の力は抜きましょう。
肩関節が引っ張られているような感覚で、痛みがないように。
前後左右・右回し左回しをします。大きく動かす必要はありません。
重さを感じて、関節が伸びているのを感じながら行うのがポイントです。
中腰でやるなら必ず反対側の手を机などに置くことを忘れないように(腰まで痛めたら悲惨!)
④棒を使った肩の運動
これは普段から行っうと肩関節炎の予防になる運動です。
めんどくさくなく、継続してできます。(その気があれば!)
少しずつ肩をやわらかくしていきましょう。
ヨコ:長い棒を持ち両手いっぱい肩を開いたり、そらしたり、左右に動かしたりします。
タテ:背中に棒をまわし、背中を洗うときみたいに上下に動かします。
でも、皆さんの家に棒なんてないかもしれませんね。
長めのホウキか掃除機の柄を使うのも手です。タオルだっていいんです。やることが大事!
※注意 : 痛みがあるときは無理せず止めましょう。
肩関節は年齢とともに可動域が狭くなりますから、普段から適度な運動を習慣にし、
無理をしない範囲で動かすように心がけましょう。
体操もここだけでは説明しきれませんが、先ずは全身を伸ばすストレッチを。
肩がすぼまっているなど姿勢にも普段から気をつけて。
パソコンに向かい続ける人は目が疲れたら休める 、首を引き上げるなど、ちょっとした工夫を。
四十肩・五十肩は突然起こるのでなく、肩に違和感やしびれ感があるなどの前兆があります。
もちろん、みなさんの体の状況と反応は私達がいつも見ていますから、
気が付いたときにはアドバイスさせていただきます。
前兆を見逃さず、肩関節を適度に動かしたり温めることで、症状の進行を抑えることができます。
また、四十肩・五十肩以外でも何か気になることがあれば私達にすぐお伝え下さい。
早めの対処が大切です。
現在、痛みがなければ9割以上の人は、すぐに体操やストレッチを取り入れる事はないでしょう。
実はわたしもやっていません。でも、こうしたことを知っていると、何かおかしいな?と感じた時、すぐに対処しようとするものです。これがとても大事なんですよ。
どうですか、ちょっと長かったからお疲れになったことでしょう?
ボキボキ鳴らないように、ゆっくり首を回してくださいね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
投稿者 福井 : 22:29
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2006年04月24日
わ、お久しぶりです、2週も空けてしまいました。なんて、私が言っていてはいけないのですが、
どの先生もまじめなので、これで気軽にさぼりやすくなるかもしれません(笑)
さて、先日久し振りに泳ぎに行きました。その時・・んっ? どうも肩から腕の上がりが悪い感じ・・
四十肩の始まり? なんて、ちょっと頭をよぎったので今日の話題は四十肩。。
よく耳にする四十肩・五十肩。でも決して40代、50代だから・・・という意味ではありません。
正式には肩関節周囲炎。字の如く肩関節の周囲に起こる炎症のこと。
元来は腕を挙げようとすると40度、50度位で痛くて動かないことからのネーミング。
でも、残念ながらそのあたりの年頃になると、出やすい症状というのも確かですが。
60肩70肩って聞かないでしょう。その角度だけ動けばいいじゃない、ってことになってる?
私たちの肩関節はとても広い範囲を動かせるようになっているけれど、それだけ構造は複雑。
肩の関節は肩甲骨と上腕骨が接続していて、周囲には多くの筋肉や腱(筋肉が骨に付着する部分)そして、関節をスムーズに動かすための「滑液包」などがあって炎症が起こりやすい部分。
とくに関節内や滑液包に石灰が沈着している場合、激しい痛みが起こります。
腕を上げる、後ろに回す、腕をひねるなどの動作がしにくくなるのが特徴。
また、肩の後ろを手で押してもあまり痛くありませんが、肩の前から横側を押すと強い痛みを感じるのも特徴です。
肩こりは悪い姿勢や緊張・ストレス、内臓の弱化などからも起こる肩や首の筋肉疲労。
血液やリンパの循環が悪くなって、肩から首、背中にかけての痛みや張りや、だるさが発生するものですが、一方、四十肩・五十肩は関節の炎症。こうなる前に、必ず兆候や異常があります!
例えば・・今まで以上に肩が張る。手首をひねると痛い。腕を挙げてるのがだるくてツライ。 鎖骨の下が痛だるい。力こぶの付け根が痛い・・・などなど。1個でもあれば、即、要報告!
これらを感じ始めていても早めに処置をしていけば、ひどくならずに済むケースがほとんどです。
もちろん、私の肩も大丈夫!是非、イヤ必ずご相談下さい!
「半年から1年で自然に治るよ」とも言いますが、でもその期間、つらい痛みや「いつ治るか」という不安に悩まされる人も多いのです。原因は明らかではありません 、ということになっているので余計に『年のせい?』になっちゃうんでしょう。
でも、肩のレントゲンを撮ると、白い影が映ることがあり、これは血液中のカルシウムが固まった石灰沈着。こうなったらfrozen shoulder(凍結肩)固まっちゃって動きません。
四十肩・五十肩になると、腕をねじったり上げ下げすると肩に痛みが起こり、思うように動かせなくなります。シャツや下着の着替えも大変、頭は洗えない、ブラシでもとかせない、寝返り打ったら痛くて目が覚めちゃう・・こんな悪夢が続きます。そうそう満員電車も地獄ださそう。ぶつかるだけでも声が出ちゃうぐらいだから。
もしかすると、今の私には関係なさそう、と軽く思うかもしれませんが、
肩こりのある人、特に肩甲骨の動きの悪い人は要注意と思ってください。
そして、テニスやゴルフ、パソコン、マウス症候群で手首や肘を痛めたり腱鞘炎から腕の上がりが悪くなるケースもあります。家事が大好き(?)な人もご注意を。
次回は対策法をご紹介します。
投稿者 福井 : 22:17
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