今年に入り、ブログが今のように月イチの持ち回りになってまだまだ自分の出番は先だと思っていたのも束の間、桜もいよいよ満開になってしまい(?)焦りながらこの記事を書いております。
元々追い込まれないと重い腰を上げないタイプなのでどんなに余裕を持って予定を組んでいても本腰を入れるのはいつもギリギリ。これは子供の頃からの悪い癖。
ブログの内容は特にみんなで相談している訳ではないので自由なのですがここからがまた難問で何にしようかと考えて早一ヶ月、加藤先生、肥塚先生の流れを引き継ぎつつとても人間にとって必要かつ身近、それでいてなかなかどうなっているのかイマイチ理解できていない「筋肉」について少しお話してみたいと思います。
自分で決めておきながら非常に壮大なテーマなのでごくごく基本的なところから入っていきたいと思います。私達は筋肉を勝手に自由に使っていますがその実態はまるっきり解っていないのが現状ではないでしょうか。先ず筋肉は大きく三つに分けることができます。
①横紋筋
②平滑筋
③心筋
骨格を支えたり動かしたりする働きを持ち、自分の意思で動かせることから随意筋とも呼ばれる部分が多い横紋筋。この部分が多いというのは例外があるからでちなみに呼吸に大きく関わる横隔膜は横紋筋でありながら意思で動かすことができません。
主に内臓、消化管や血管などを作り、その働きは自律神経で制御され、自分の意思でコントロールできない為に不随意筋とも呼ばれる平滑筋。
更に横紋筋と平滑筋の2つの特徴を持っているのが心筋。絶えず心臓を動かし続け、産まれる前から亡くなるまでずっとハードに働いているので、機能は横紋筋、構造は平滑筋というハイブリットさが要求されるのでしょうか。
これら全てに言及したいところですが今回はこの中でも骨格筋(横紋筋)について。筋肉のミクロな構造については割愛させていただきまして身体の中で筋肉というのはどのようについているのか?解剖の知識がなくてもなんとなく骨に付いているのはおわかりだと思います。
しかし筋肉は必ず骨と骨を繋ぐようにして関節をまたぐようにして付いています。起始部と停止部の骨は必ず違うのです。そうすることで収縮弛緩を繰り返して動作を行なうことができるのです。
骨と骨だけを繋ぐだけでなく皮膚にも付着するのが顔の筋肉(表情筋)です。
そして筋肉の動きには血液中のグリコーゲンがエネルギーとして使われますが運動中に酸素が不足してくると筋肉内に乳酸が発生します。細胞内物質のATP(アデノシン三燐酸)が運動時に分解されながらエネルギーに変換されるのでこの物質が減少すると筋肉の収縮が弱くなってしまうのです。これが疲労です。
慢性疲労で疲れが抜けないという患者さんがたくさんいらっしゃいます。そんな患者さんたちに共通して言えるのが呼吸が浅くなってしまっていること。
酸素の循環ができていないのですが呼吸は肺循環。呼吸するたびに肺の中の圧力が変化するので肺が入っている容器(胸郭)もそれに柔軟に対応することができないのです。
そうなると姿勢を維持する際にもそうですが骨盤やお腹もその骨格を支える働きに対してとても負担がかかってしまうのです。
よく赤筋や白筋という言葉を耳にすることはありますでしょうか?持久力に富んでいるのが赤筋、瞬発力に富むのが白筋です。この赤と白の割合は個人差があると言われていますが一つの身体でもその役割は筋肉一つ一つ違うのです。
そう役割がそれぞれあるのですがうまく各々の配役が決まっていない状態なのですね。
例えば姿勢を保持する筋肉はより背骨に近い部分に付き長時間働き続けるので「赤」い要素が高いといわれ、比較的表面に付き、動きに大きく関与する筋肉は「白」の要素が高いといわれます。悪い姿勢というのはこの身体(筋肉)が本来の働きから逸してしまっている状態とも言えます。
自分の身体は細胞が入れ替わるといっても取り替えたり代用したりは出来ません。だからといってあきらめることはありません。筋肉や骨格の調整はそういった適材適所に筋肉のみならず身体を導いていくことで痛みや辛さを取り除いていけるのです。