そろそろ、朝、顔を洗う水が冷たく感じるようになってきましたね。
夏場は火照った顔に冷たくて気持ち良かった水でした。最近では、冷え込む朝には少々気合が必要です。いつまでお湯を使わずにいられるか、毎年結構頑張ったりしています。
「冷たくないと思えば冷たくない。」心頭滅却すれば…ではありませんが、やはり気合の入れようで違います。その一瞬、からだの受け入れ態勢が整うのでしょう。意外と冷たくなく、夏場のような気持ち良さも味わえます。
そういった精神の働かせ方は、徐々に失われつつある日本人の得意な「根性」「忍耐」の類です。それらは、精神を一つの方向に向かわせるだけで、無駄が多く、工夫のしようのないのが欠点です。効率性の時代にあっては、適しなくなってきているのでしょう。
一方、現代日本人が時代に適応させた精神があります。
『OOモード』という言葉があるように、現代日本人は様々な局面に応じて自分の内面をスイッチしていくことを身につけました。仕事場とプライベートというだけでなく、多様な人間関係の中で、スムーズなコミュニケーションをとるべくモードが変わります。
このモード変換を利用して、からだを反応させるわけです。
朝、洗面台の前に立ち、半分寝ているからだのまま、自分のモードをテンションを上げる場面にスイッチします。付き合って間もない恋人と待ち合わせているとき、三次面接までクリアして最終面接のドアを開ける瞬間、お稽古事の発表会。
そうすると、思ったよりも水が冷たくないのが意外なほどです。もちろん、どこまでもというわけにはいかないでしょうが、いつまで水でも大丈夫なのか今年はこの方法で試してみようと思います。