~北海道中膝栗毛(まりも編)~
来道3日目、阿寒での朝。
zzzz・・・6時に目を覚ます。
蒲団から跳ね起き客室(6階)の窓から阿寒湖畔を望むと、残念なことに昨日より雲が一層低く立ち込め湖を覆っている(ガックリ)。
気落ちした中、少しのあいだ窓の景色を呆ける様に眺めていると、雲が意外と流れている事に気付く。上空の風が湖上の雲を動かし、そして雲の切れ目からは待望の澄んだ青空が時々顔を覗かせている。
3日目にして天気が好転したか!(ニヤつくワタクシ)。
朝食を済ませ、予定通り9時にホテルをチェックアウトする。
天候の回復に胸躍らせつつ、この日の計画は
阿寒湖遊覧船にてマリモ見物→双湖台(昨日見れなかった)→摩周湖→硫黄山→川湯温泉街というコースを予定。
まずは遊覧船。
出航時間まで遊覧船乗り場近くのお土産屋で商品を見物する。
10時乗船。阿寒の遊覧船に乗るのは今回で2度目。小学生の修学旅行以来だ。
船内は意外とキレイな2階建て。2階後方は屋根がなく、露天。今日のような肌寒い曇りの日は、露天席に座る客は少ない(というか居ない)。
船が動き始めた。殆んど揺れを感じないが、結構船足は速く感じられる。
アナウンスで阿寒湖の概要を説明していたが、湖のカタチが北海道に似ているという説明には上手いと思った(今まで気付かなかった。地図マニアとして失格)。
湖の沖に出ると、雌阿寒岳や雄阿寒岳という名物の山が周囲の山々に混じって風景に一層の彩りを見せてくれる筈なのだが、今は生憎低い雲で景色が悪く何も見えない。
船前方に目的地の小島が近づいてくる。湖から僅かにちょこんと浮いているような島だ。たぶん5分も歩けば一周できそうだ。
島の名は「チュウルイ島」(アイヌ語:波の荒い島)。
ここで下船し、島で唯一の建造物を見学する。船の繋留時間は15分。
桟橋に到着。遊覧船のアナウンス兼売り子の女性乗員が今度はガイドも兼ねる。乗船客の先頭に立って案内をする(・・・働き者だ)。
原生林に囲まれた遊歩道を歩いて約1分、建造物に到着。「マリモ展示観察センター」だ。展示室には大小10コ程の水槽が壁に嵌め込まれており主役のマリモを展示している。
水槽には「鞠」クラスに成長した大きい天然マリモが入っていた。しかし昔見たときよりもマリモが小さく感じられるが(自分が大きくなっただけ?)、それでも感動モノである。
建物の外に出ると、地元の水産関係の保有の物なのか大きな水槽があり、阿寒湖に生息していると思われる淡水魚が数匹飼われていた(これも展示なのか?)。その中に小さいながらも幻の魚と言われるイトウが泳いでいたので観光客にはマリモ以上に喜ばれていた(ワタクシも生まれて初めて拝見した)。
観光客の最後尾を歩いていたので、船に戻ると直ちに出航。
帰りの乗船では露天席に座り、少しダンディーに風を浴びてみる・・・ココロが若々しく振舞おうとする程、身体は拒絶反応を起こす。わずか1分で挫折、暖かい室内席に戻る。
やがて温泉街が見え、一時間のクルージングを終了する。
働き者の女性従業員に手を振って別れるワタクシでした。