~北海道中膝栗毛(阿寒編)~
2日目。
今にも雨滴が落ちてきそうな曇り空。わずかに肌寒い。
ドライブによる観光地めぐり。この日の主な道程は、美幌峠から弟子屈に出て、阿寒へ辿るコース。
午前8時、いざ出発!
先ずは腹ごしらえ。朝食先は市内の港に出来た「感動朝市」という土産屋兼食堂。実家から車で5分の距離にあり建物はビニールハウスを思わせるカマボコ型の安普請。中に入って鉄砲汁を注文する。中身は花咲蟹(最近知名度が上がったカニ)だった。味は・・・味覚オンチの為、他の蟹の味と区別がつかない。
その後市内を出て、ひまわりが一面に咲いているという大空町(旧女満別町)の公園にチョット寄り道。
相変わらず天候は好転しないが向日葵は綺麗に咲いていた。
次に美幌峠へ向かう。
この道東屈指の景勝地は、峠から屈斜路湖と外輪山(古代の大火山の名残りで屈斜路湖はカルデラ湖)の大パノラマが俯瞰できる。
しかし、天気が悪く標高が高いせいか濃霧も発生。視界が10mほどの悪条件で、峠の駐車場すら一望出来ず。
美幌峠の景観を諦め、湖畔へと移動。ここからは釧路支庁だ。
峠を下って標高が下がると霧も晴れ屈斜路湖が見えてくる。日本で6番目に大きい湖で、湖内に浮かぶ「中島」は湖中島としては日本最大。
この湖畔には最近出来た「屈斜路コタンアイヌ資料館」があり、立ち寄る。
小さなドーム型の建物で、中に入るとアイヌの生活資料が展示されていた。
また天井の壁面を利用したスライド映像(10分ほど)を上映して貰った。題は「熊の霊送り(イオマンテ)」。
蝦夷っ子でも日常はアイヌの文化に触れることが殆どないので、この拝観は意義があった。
また、明治32年につくられた悪しき「北海道旧土人保護法」が1997年に撤廃され、アイヌ新法が制定された事を知る。
雲の切れ目から青空が覗きはじめる。気温も上昇、天気は快方へ向かってきたようだ。
湖畔を離れ弟子屈(てしかが)へ。
この付近は平地(盆地)のため、道が平坦で見通しも良い。
13時、弟子屈で昼食を摂る。次は目的の阿寒へ向かう。
阿寒に行く為には一山越えなければならないが、途中「双湖台」という眺望の良い高台から「ペンケトー」「パンケトー」の2つの青い湖が望めるとパンフレットには書かれてある。今まで観た事がなかったので楽しみだ。
・・・が、俄かに雲が厚く垂れこめ、再び霧とカーブの峠道。美幌峠もそうだったが、どうやら雲の中に入っている為視界が悪いようだ。峠はやがて上りから下りへと変わるが相変わらず霧が深く、双湖台への期待は雲散霧消。
結局、双湖台を素通りして阿寒湖畔に向かう。
阿寒湖畔近くまで来ると標高も低いので天気が多少回復。
そこで、湖畔の先にある景勝地「オンネトー」へと向かうことにする。
阿寒湖畔より内陸に位置するオンネトーは、五色沼のような湖で空模様が湖面に反映する美しい湖。夕陽の時刻が絶景と聞いていたが、今日は夕陽が望めないので暗くならないうちに訪れる。
湖畔から30分、十勝支庁に少し入ったところの内陸部(道産子からみても奥地)を走ってようやく到着。さすが北海道三大秘湖のひとつだけあって寂しいところだ。湖は青空の出ている湖面は蒼々としていてキレイだが、感想といえば、遠くで(意外と近い?)大型の野生動物らしき咆哮が聞こえるのが怖かった。
それから阿寒湖畔にもどってホテルにチェックイン。2日目を終える。