~文化好流・サッカーワールドカップ~
2002年日韓W杯の時も、海外から多くのメディア関係者が韓国と日本にW杯の取材で足を運びました。
その中で欧州の一記者が日本に滞在した数週間の印象を語っていました。
・・・日本と言えば、「悪名高いラッシュアワーと、ゴミゴミした街とセカセカと働く無表情な国民」くらいの認識しか持ち合わせていなかったので日本へ行く事に少し憂鬱な気持ちになっていたが、日本に何度も訪れたことがある知り合いの記者から、「日本に来ればキミの先入観は間違っていた事に気付くだろう。驚くほどスムーズに仕事が出来るよ」と言われ、私は日本へ足を踏み入れることにした。
それから、到着して早々考えを改めざるを得なかった。
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関西国際空港ではゴミひとつ落ちていないことにビックリした。タバコを吸う私にとってはここでのポイ捨ては出来ないなと思わせる程の床だった。喫煙コーナーという狭いスペースでタバコを吸う人々を目撃し、携帯用の灰皿にタバコの灰をこぼさないよう慎重に仕舞い込む日本人を見て、清潔意識の高い国民性に感心した。
この国では、電車に乗って移動中に現在どこの辺りを走っているかダイヤ表と時間を照らし合わせるだけで良く、その時間の正確さに感激した。
横浜では、ボランティアのインフォメーションスタッフが親切に対応してくれた。
新潟から試合(デンマークvsイングランド)の帰り、深夜にもかかわらず東京行きの新幹線が0時から2時の間だけみても10分刻みで走っていたこと。車内では無料でビスケットなどがボランティアにより配られ、デンマークやイングランドのサポーターも「ニーガタ!ニーガタ!」と行き届いたサービスに満足している様子であった。
しかし日本に滞在して奇妙なところも発見した。
W杯試合会場の全スタジアム紹介では韓国のスタジアムがどこにも書かれていないこと(知人に聞くと「韓国へ行けば同じ現象で日本のスタジアムは紹介していない。共催と謳ってはいるが、とちらも単独開催のつもりでいるからだ」と)。
また、日本人が自国以外(イングランド・ブラジル・アルゼンチンなど)のチームも応援しているのが奇妙に感じた。彼らに聞くと、昔から欧州のプロリーグに興味を持っている日本人が多く、贔屓の選手を応援する為その国のユニフォームを着ているのだそうだ。
また、
物価が高く、ある程度裕福なサポーターでなければ日本に応援に駆けつけるというのは大変だと感じた。
あるイングランド人サポーターは、
「2週間の滞在で日本円にして77万円を必要とした。イングランドの応援ができたし日本に来れて楽しんだし満足はしているんだけど・・・」と言葉が返って来た。
でも、
私にとって日本は、今まで訪れた外国には感じなかった「何か」を感じずにはいられなかった。
何回かは応対の噛みあわない日本人もいたが、とっても親切な国民性。決勝会場の横浜競技場ではエレベーターが故障した為、数百段もの階段を上ったことも今では笑い話で片付けられる。
もう一度、日本に来たいと思わずにはいられない。そんな国だった・・・
エレベーターの故障は置いておく?(ちょっとタイムリーですが)として、共催国の日本としては上々の出来だったみたいです。
2006ドイツW杯もいよいよ佳境に入り、威信を懸けた熱戦が日夜繰り広げられています。
これを機会に、ドイツに訪れた世界の人々が良い思い出を経験して、次に繋げていただければ嬉しいなー、とワタクシ思っておりまする。