前々回の題名は自転車でした。
コメントへの返信のところでは「見えない方向からの力に対して、人は弱くバランスをとりにくい」というようなことを書いてます。
では見えている方向からの力、衝撃に対してはどうなのでしょう。
例えばふと横をみたら少し離れた所から時速40キロくらい(そんなに早いスピードではありません)で自分に車が向かってきているとしたら?
車は視界に入っています。ただし時間的な余裕はあまりなく、すぐに身体が反応しないとぶつかりそうな状況です。
車は見えているのだからなんとかよけられる。
そんな気がしますが、実際よけられる人の方が少ないのではないかと思ってます。
それはビックリして体が硬直してしまい、車が向かってくるのは分かるのに、体がとっさに反応できないことがあるからです。
これは実際そういう現場にいた人、似たような経験をした人には覚えがあるかもしれません。
「居つく」という言葉があります。
何かに捉われて、心が固まってしまい、変化、応用が出来ない状態を表すという意味だそうで、ある空手家の方が説明してました。
勝ちたい、技を決めたいなどと思えば思う程一本取られる確率が高くなる。
一つのことに捉われて居ついてしまうことで相手に対応できなくなってしまうというのです。
攻撃をするなら攻めだけに集中してしまい、守りがおろそかになる。
つまり、大事なのは肉体を鍛えていくというよりも内面の備えにあると言葉を続けてます。
近づいてくる車にびっくりして身体が固まってしまうことと「居つく」ことは関係がありそうです。
内面の備え、それはただ動じないというだけでなく、あらゆることに対して柔軟に対応できるということだと思います。
そうなるためには相当な訓練が必要でしょうが、まずは飛び出してきたり、スピードを上げて近づいてくる自転車に対して対応できるようになりたいです。
余談ですが、ひとめ惚れも居つくことの一種であるかもしれません。
こちらの方は経験ないですけど(笑)