先週に引き続き、スプラウト2。
ちょっと長くて読み難いかも知れません・・・興味のある方はどうぞ。
1997年、ガン予防医学の権威が新しい野菜を開発しました。
これがアメリカでの「ブロッコリースプラウト」ブームの始まり。
何でこんなことが始まったかといえば・・・
20世紀半ば、アメリカでは死亡原因に「ガン」が増え続け、
このままでは国家予算に影響するとして社会問題に。
70年代以降になると、「治療」が中心ですが、さらに「予防」にも注目が集まりました。
カタカナは苦手かも知れませんが・・・これがいわゆるケモプリベンション
(意図的な食事等によって体内の防御システムを増強し、病気になるリスクを軽減させる試み)。
当院の耳ツボダイエットでもポーレン(花粉)などをお勧めしていますが、
このケモプリベンションと細胞矯正学の考え方が元になっています。
1975年(だったと記憶?)にアメリカ上院議会で提出されたマクレガンレポート。
「食品に含まれる、栄養素が病気と大きく関わっている」との研究結果が報告されました。
それまで、食べ物と栄養と病気の関係がある、という考え方がされていなかったってことです。
今では当たり前になっているこの見解の始まりが70年代の研究。
食品、食事と健康の関連の研究は古いようで新しいものと言えます。
マクレガンレポートは5000ページにわたる分厚い報告書。
日本にも大きな影響を与え、一日30品目をなんてのも聞いたことがありますよね。
そして、その後アメリカではサプリメントブームが起こり、日本にもその波が続いています。
90年には、「デザイナーフーズ・プログラム(野菜や果物によるガン予防計画)」
という国家プロジェクトがスタートして、「ガンを食品で予防する」ことが広く研究されるようになりました。
「体に良い食品」を紹介するのはテレビでさんざんやっていますが、あれは、、「デザイナーフーズ・プログラム」が元になっているはずです。
1992年、アメリカのジョンズ・ホプキンス医科大学のガン予防医学の権威・ポール・タラレー医学博士が、20年以上の基礎研究を通じてある野菜の成分について重要な発表を行いました。
それは、発ガン物質と活性酸素の両方に関係がある非常に大切なものでした。
ちょっと疲れたでしょう?まだもう少しありますよ。
一息ついて、続きはこの後で・・・
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全米、全世界にインパクトを与えたポール・タラレー医学博士の研究発表についてもう少し
ご紹介を続けましょう。タラレー博士の発表で特筆すべき点は2つ。
ひとつは、アブラナ科野菜に多く含まれるイオウ化合物の
「スルフォラファン」(カイワレのあの辛味のもと!)という物質に
腫瘍の形成抑制効果があることがわかったこと。
(アガリスクの問題があったように何がホント?という疑問もあるでしょうが・・・)
そして、もうひとつは、「スルフォラファン」がアブラナ科野菜の中でも特に
「ブロッコリー」に多く含まれていることを発見したこと。
しかし博士の研究はこれで終わらず、「成長段階に応じて含有量が異なるか?」
というところに着眼しました。さすが発想が違いますね!
次の研究ステップとして、博士は多種類のブロッコリーを研究室で種から栽培して、
それぞれについて調べたところ、仮説の通り、ある特定品種のブロッコリーの発芽3日目の状態で、
能力が最大となることを確認したんですよ。へぇ~!

博士はその発芽3日目のブロッコリーの新芽を「スーパースプラウト」と名づけました。
そしてこの研究発表以来、スーパースプラウトがアメリカに一大センセーションを巻き起こしました。
さて、この「スーパースプラウト」ですが、もちろん日本にもきています。
日本でもポール・タラレー博士の指導を受けて生産しているということですので、興味ある方は要チェック!
日本でもブロッコリー、マスタード、クレス、レッドキャベツなどが「スプラウトシリーズ」として発売されてます。
この農園では、スーパースプラウトに続く機能性野菜の第2弾として
「マルチビタミンB12かいわれ」というものを生産しています。
「ビタミンB12」と「かいわれ(野菜)」と聞いて「あれ?」とピン!ときた方・・
あなたはかなり栄養学に詳しい方ですね!
そうです、ビタミンB12は動物性の食品に多く含まれていて、
一般の野菜や果物に含まれない必須栄養素。
ダイエット中の人やアレルギーなどで動物性食品が苦手の人は必見です。
「健康維持のために賢く野菜を摂る」…
この考え方は健康への意識の高い方々を中心に受け容れられています。
知る人しか知らない(?)スプラウトブーム。でも、きっと今後も広がることでしょう。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。