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春を感じる。

2006年03月02日

3月になりました。気候も緩んできて、暖房器具が飛ぶように売れたのも今では過去の事になりました。そんなこともあったかなというぐらいに前のことのように感じられます。マフラーもはずして、コートも脱いで、街の装いも春物に目に付くようなりました。


心も身体も春が待ち遠しかったのか、どこか嬉しい気持ちになります。この冬は特に寒さが厳しかったので、余計ににそう感じるのかもしれません。


この春の喜びはどんな人でも共通のものですね。(花粉症の人やイヤな思い出のある方すみません。)これはやはり、先祖代々四季になじんできた記憶が身体の中にあるからでしょう。いや、人だけでなく動物や植物、虫たちまでもが冬の厳しさに絶え、春には生き生きとしてくる。あらゆる生命にとって春は待ち望まれるものなんですね。


感じるといえば、外部からの刺激を受け取るという客観的なものように思えますが、五感の中でも広く皆に共有できるのは視覚と聴覚。ルクスとかホンとか単位があるほどです。この感覚が異常だと病院でも詳しい検査が可能です。しかし、臭いや味はどうでしょう。何となく同じありながら、人によって違いが出てきそうです。熱い・冷たい・痛いの皮膚感覚に至っては、かなりその人なりのものという感じがしますね。


とすれば感覚というのは、実は恣意的であり主観的なもの。それまでの自分が積み重ねてきた記憶をもとに感じているのでしょう。春が好きな人も嫌いな人も、それは自分の記憶。生命としての記憶の上に、上塗りされているんですね。

投稿者 肥塚 : 2006年03月02日 15:37

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