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加藤だより

2006年01月17日

少年期ボクの冬休み(お年玉)


財政難(毎月の小遣いが)でフトコロが大寒波でも、お正月は別。そう、お年玉である(これは日本独自の文化かな?)。
まさにボクたちにとっては「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ有リ」に相当するビックイベントだ(大げさ)。
冬休みに突入して間もなく、おもちゃ屋さんからクリスマス&正月用に大変カラフル(子供たち垂涎のレイアウト)な広告が連日新聞のチラシに挟まって子供たちを誘惑する。ワタクシも、そんなチラシを来たるべく日に向け保存、家にいる時は入浴以外肌身離さず、時には友人宅に遊びに行く時さえ持ち歩き、広告に穴が開く程注視する日々を過ごす。
そして大晦日が去り(フトコロの大寒波も一時的に去る予定)、お正月を迎える。▼


まずは朝からお風呂に入る。入浴後、下ろし立ての肌着(グンゼの真っ白いヤツ)を着る。服装を整え、茶ノ間の神棚を拝む。家族全員揃った所で「明ケマシテ、オメデトウ御座イマス」と言い合う。それから御屠蘇を飲まされる(マズイ)。おせち料理(もどき)を食べる。(北緯44度、或る一家の元旦風景より)
その後、親から念願のお年玉をもらう(序章)。フトコロは勿論まだまだ空きが有る。次なるターゲットを探索する眼差しは、貪欲な肉食獣さながら。
父がこれから年始の御挨拶に、近所に住む父の会社の社長(友人Wの祖父)宅に出向くと言う。「美味い食べ物があるし、もしかしたらお年玉を貰えるかも?」との言葉でボクの腹は決まり、同行させてもらう。
社長宅に着くと友人Wも訪れている最中だった。彼も狙いは同じようだ(ちなみにおせちではない)。料理が出される。縁起ものと云う理由だけで一翼を為す食材群は鄭重にお断りをして、高級そうな食材だけを友人Wと平らげる(海老は美味かった)。
満腹後に社長から、友人Wと一緒にお年玉も頂戴できた(嬉しい誤算)。
その後も、父方母方の伯(叔)父さん伯(叔)母さん等と会い、普段手に出来ない程の首級を挙げることに成功する(お年玉を貨幣の替わりにお菓子で呉れる親戚等、いくつかの戦術的敗北あるも)。


後は目標とするおもちゃを購入するのみ。
先日まで仲間同士、何を買うかを打ち明けていない。それが(なぜか)暗黙の決め事。ただ、持っているチラシを見せ合ったり(より新しいチラシをもっている者がエライ)、欲しいものを互いに言い合ったりする事で勝手に興奮し半ば理性を失うボクら子供たち(獲らぬタヌキの空中楼閣)。
年が明けて、それぞれお年玉で購入したおもちゃを後日見せ合おうと約束し別れる。
それがやっと叶う日が来た。
親に、欲しいおもちゃが何かと問われる。欲しいものなど沢山あるが1つに決めさせられ、余分なお年玉は貯金する様、厳命を受ける。
しぶしぶ、余剰金扱いにされたお年玉は、親の手元へ(通帳とハンコは親が持つ)。
紆余曲折はあったが臨戦態勢の整ったボク。よれよれのチラシ君たちよ、さらば!そして・・・


いざ、おもちゃ屋へとココロは急ぐが、当時、狙いの玩具店はどこもお正月休業。そのため、切歯扼腕の数日を過ごさねばならない。
デパートが、新年いち早く開店するというので家族や親戚と一緒に出かける(気晴らしに)。そこで「子供用福袋」なるものが人気を博している事を親たちが知り、ボクに買うよう勧めてくる。このデパートも一応おもちゃを取り扱っているので欲しい物が入っているかも?との事。
黄色の袋の中から突起して見える、あのシルエットはまさか!と妄想モードが炸裂し、ボクは大決断を下してしまう。
しかし家に帰って、いざ福袋を開けてみると・・・シルエットは全くの別物で、意中の品にあらず。さらに、中から取り出す物の殆どが、女の子用玩具と衣類。
落胆のボクをよそに、女の子がいる親戚衆がそれらを勝手に分配しあい、持ち帰ってしまう。
福袋で残ったのは文房具くらい・・・。
こうして、高い買物(誰にとっての福袋?)をしてしまい、意中のおもちゃを手に出来なかった悔いが残る。これでは仲間たちと御披露目(おもちゃの)出来ない。


・・・そして後日、新しいコタツが我が家に来たが、購入の際そのカネの出どころを知って更に愕然とする。

投稿者 加藤 : 2006年01月17日 23:27

コメント

加藤先生こんばんは!先生の「少年期話」ますます磨きがかかっておもしろくなってきましたね~。お顔は今のまんまで体だけちょっと小さくした(想像の)加藤少年の「お年玉でおもちゃGET大作戦」傑作でした。福袋をつい買ってしまって落胆するあたり、漫画でいうと「ガーン」という文字を背景に、顔には縦線が一杯描かれているといった描写でしょうか。さらに輪をかけてきた最後のおち。実に見事です。それ以来加藤少年は「大人なんか絶対信用するもんか!」と決意したことは間違いないでしょう。ぜひシリーズ化してください。リクエストは「ボクの初恋編」「ボクの春休み・夏休み編」「ボクの学校編」などかなあ。
余談ですがうちの夫の実家は、昔からお年玉は大判振る舞いで中学生だった夫も祖母から「ン十万円」もらったと言っていました。そんな夫も姪や甥っ子に「こんなにやるんかい!」という金額を渡すんですよ、たかが姪っ子甥っ子にですよ!まあ私の娘達もおばあちゃんから「ン万円」頂いてしまいましたけどね。そしてそのお金はしっかり私の懐へ・・・。あっでもちゃんと子供たち用の物は買いましたから、念のため。

ここをご覧になっている他の方々はどんなお年玉にまつわる話があるのでしょうか?ぜひ聞かせて下さい。

P.S.私、加藤先生のひ・み・つ一発で当ててしまいましたよ~。

投稿者 Twinkle : 2006年01月18日 22:11

「ン十万円」!!・・・スゴイですね~。中学生ではチョッと感覚が麻痺しそうになる金額ですが、ご主人は出来た中学生だったんですね。
ワタクシだったら強制的に定期預金をさせられると思います(「利子が付いて儲かるよ」とでも言われ納得するが、その後・・・)。
地方文化の一端を顕著に残す年末年始。Twinkleさんの地元では、変わった風習や特徴ある正月料理等、いかがだったのでしょうか?何かありましたら是非今度教えてくださいね。
P.S.ひ・み・つ、ばれちゃいました?洞察力もスルドイ!

投稿者 加藤びより : 2006年01月19日 14:00

なんか良いですね、お年玉って!私はいとこが多過ぎるもので(父方と母方を合わせて20人いるんです!)お年玉はもらった事無いんです。毎年正月明けは学校の友達がお年玉いくらもらったっていう話をしていて、すごぉく疎外感を覚えた記憶があります。しかも結構みんな、かなりの額もらってるんですよね…。いとこが20人とじゃ話が違うのは当たり前ですが。。。結局両祖父母とも私が小学生のうちに亡くなったので、お年玉というとなんだか苦い思い出なんですよね~。ま、お年玉をもらえなかったおかげで、人の力を借りずに自力でお金を稼ぐ事を一早く望んで、今に至るんですけど(笑)最近はいとこ全員で集まる事もなくなってしまいました。みんなどうしてるかな~。私はいとこの中で下から2番目なので、もう子供が4人もいるいとことか、スチュワーデスにディレクターに幼稚園の先生にと盛り沢山。ちょっと誇りでもあります☆

投稿者 きゅうちゃん : 2006年01月21日 00:11

きゅうちゃん、はじめまして。
いとこが20人で下から2番目ですか~。う~ん、お年玉貰えないかも・・・
ワタクシには、生みの親・育ての親が母に存在したので、「ボクの冬休み」当時、祖母3人・祖父1人(1人戦没・1人病没)がおりました。おかげで母の姉弟が多く、お年玉(袋)が沢山集まりましたよ。
しかし今度は、お年玉を渡す立場となってしまったので大変です(いとこが8人いる一家があったり)。
きゅうちゃんのコメントを読んで、いとこ達から誇りと思われる存在にならねば☆と強く感じるワタクシでした。

投稿者 加藤びより : 2006年01月21日 22:48

なななんと・・・今日伯母からお年玉をいただきました。。あまりのタイミングの良さにびっくりして思わず書き込みに来ちゃいました(笑)びっくりだ。。。

投稿者 きゅうちゃん : 2006年01月22日 21:46

それって、驚きのタイミングですね。偶然??
もしかすると伯母さんの夢の中に、お年玉を貰って破顔するきゅうちゃんが登場したのかも?
これをきっかけに、今年一年を良い年で過ごせると嬉しいですね。
また、嬉しいサプライズ情報をお待ちしております。

投稿者 加藤びより : 2006年01月23日 14:12

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