少し前ですが、西武デパートに入ると行列が出来ていました。その列は階段の下の方まで続いているようで、降りていっても先頭は見えず、そこで少し周りを見渡した後、行列の訳が分かりました。
作家である角田光代さんのサイン会だったのです。彼女の書いた小説はいくつか読んでいて、好きな作家のひとりなので遠くから少しの時間眺めていました。以前何かの番組で角田さんの特集があり、彼女は旅が好きで、いろいろな国へ行くことが多く、現地ではわりとすぐに周りに溶け込むことができるそうなんです。その理由としてご自分で挙げていたのが、「オーラのなさ」だったように覚えています。
有名な人にありがちな存在感、威圧感のようなものがないということなのかも知れません。言われてみるとサイン会にいた角田さんはテレビで見るよりも小柄な印象で、有名人といった感じはなく、サイン会場に名前がなかったら見逃してしまうところでした。
そういえばこの書店の前ではたまにサイン会が開かれているようです。以前に2,3人の小説家をみかけたことがありますが、角田さんの時ほどの行列ではありませんでした。小説家としての才能だけでなく、オーラのなさというか(←失礼なこと言ってすみません)素朴な感じの人柄も人気の理由なのかも知れません。